いきいき補聴器ライフ補聴器の最新情報・ライフスタイルの提案や、当社のマスコットキャラクター「ヨッキー」が
タイムリーな情報やお勧めスポット、見たこと、感じたことをブログで紹介します。

片耳難聴支援システム『ロジャー』のご紹介とレビュー

片方のみ耳が聞きにくい方へご提案です

片耳だけに難聴がある方は普段はあまり不自由しなくても、上のような場面では大変な聞き取りづらさを感じてみえるのではないでしょうか。
今回は、片耳難聴の方に適した補聴支援システム『ロジャー』をご紹介します。

※まずは耳鼻咽喉科を受診してください。本稿は「治療や手術でも改善しない」あるいは
「悪聴側は補聴器の効果が見込めない」という診断になった方へのご提案です。

必要なもの

賑やかな所へお出掛けのときはパートナーの方に着けてもらえば、左右の立ち位置や周囲の雑音に悩まされることなく、会話を楽しむことができます。
騒音の大きい電車や自動車の中でもロジャーは役に立ちます。
送信距離が約15mあるので、習い事や講演会など話し手が遠い状況で、先生や講師に着けてもらうという使い方も可能です。

賑やかなレストランでの会話や、会議で離れた席からの発言など片側の耳だけでは聴き取りが難しい場面で、ロジャーセレクトは真価を発揮します。
ロジャーセレクトは、話している人の方向を検知して、自動でそちらに集音方向を切り替えてくれます。
ロジャーセレクトをテーブル中央から聞こえない側寄りに置くとより効果的です

使ってみました(個人の感想であり、 効果を保証するものではありません)
ちょうど私の相方が片耳難聴なので、実際に使ってみました。

地下鉄(ピンマイクモード)
いつもは私が彼女の聞こえる側に座って耳元で話さないといけないのですが、ロジャーのおかげで座る位置を気にせずに、しかも耳元ではなく顔を見ながら会話をすることができました。
ショッピング(ピンマイクモード)
新年初売りで賑わう大型電器屋さんに行ってみました。
いつもは騒がしい環境で歩きながら会話なんてできませんが、ロジャーをしていたのでとてもスムーズに会話ができました。
少し離れた所に居る彼女を呼ぶのにも、何度も大きな声を出さずにすみました。

★ピンマイクモードで使ってみて感じたのは、彼女(片耳難聴者本人)のメリットもさることながら、私(片耳難聴者のパートナー)の苦労の軽減が想像以上に大きかったことです。

喫茶店(卓上マイクモード)
賑やかな店では対面テーブルだと会話がしにくいので、いつも横並びの席に座る私たちですが、この日はロジャーをしていたので対面テーブルに座りました。
二人は1mちょっと離れていましたが、テーブルの真ん中にロジャーセレクトを置いて、会話を楽しむことができました。
ロジャーセレクトは【話者の自動選択機能】が特長ですが、途中で横から店員さんが来たときは店員さんの声をしっかり拾っていたとのことでした。彼女は4~5人の飲み会でも使ってみたい、と言っていました。

いかがでしたでしょうか。
片耳難聴支援ツールのひとつとして『ロジャー』を紹介致しました。
とっても便利です。
ただ、「相手にマイクを着けてもらう」「テーブルにマイクを置かせてもらう」という、ある種の開き直りみたいなものが必要になるのは否定できません。
それでも社会の「難聴に対する理解」や難聴者自身の「難聴との向き合い方」はテクノロジーの進化に伴い、少しずつですが変化しており、『ロジャー』を活用する
方も増えてきています。

『ロジャー』は、お近くのリケンでご体験いただけます。
※テスト器の数に限りがございますので、お電話でお問い合わせの上ご来店ください。

投稿日時: 2020年3月15日 09時00分