いきいき補聴器ライフ補聴器の最新情報・ライフスタイルの提案や、当社のマスコットキャラクター「ヨッキー」が
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『耳の日』についてご存知ですか?

3月3日はひな祭りですが、『耳の日』でもあることをご存知ですか?
1956年に、現在の日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の提案によって、耳や聴力について多くの人の関心を集めること、そして難聴と言語障害をもつ人びとの悩みを少しでも解決することを目的として制定されました。

なぜ、3月3日が『耳の日』に制定されたかというと、「ミミ」の語呂合わせや「3」が耳の形に似ていることが挙げられますが、実は電話の発明で有名なグラハム・ベルの誕生日でもあります。

実は、グラハム・ベルは電話の発明によって補聴器の歴史を大きく変えた人物でもあります。母親と妻が難聴者であったベルは電話の技術を補聴器に応用し、19世紀末に電気信号で音を大きくする画期的な補聴器を作りました。

また、ベルは難聴者教育にも功績を残しており、ヘレン・ケラーに家庭教師のサリヴァン先生を引き合わせた人物でもあります。さらにこの3月3日が、ヘレン・ケラーとサリヴァン先生が出会った日だと言われています。ちなみに、音の強さに使用される単位「デシベル」にもベルの名前が使用されています。

現代の生活に欠かせない「電話」と補聴器にはこのように切っても切れない関係がありました。そして新世代の補聴器にはBluetoothが搭載されているものも多く、携帯電話と無線で接続して、補聴器から直接通話や音楽などをストリーミング再生できるようになり、よりきこえを楽しむことが出来るようになりました。

さらに補聴器にプラスして使用するワイヤレス補聴援助システムによって、今まで聞き取りづらかったテレビや、離れた場所などのきこえをサポートする機器もさらに使いやすくなっています。

ぜひ、きこえに関して気になることがあれば、お近くの『補聴器のリケン』へ。
スタッフ一同、心よりご来店をお待ちしております。

投稿日時: 2024年3月1日 09時00分

補聴器と環境音

補聴器を装用した状態で、周囲の環境音はしっかり聞こえていますか?
「うるさい」と感じてしまうことはありませんか?

・チェック1
救急車の「ピーポー」は聞こえていますか?
救急車のサイレンには、770~960Hz帯の音が使われており、その間で高い音と低い音を交互に繰り返しながら鳴らすことによって、聞き取りやすくしているそうです。1)

 
・チェック2
体温計の「ピッピッ」、電子レンジの「チン」、チャイムの「ピンポン」は聞こえていますか?
電子レンジなどの家電製品の報知音は、幅広い年代の方に聞こえやすいように、2000Hz帯の音が設定されていることが多いそうです。2)

 
・チェック3
セミの鳴き声は我慢できますか?
アブラゼミ・ツクツクホウシなどといったセミの鳴き声は6000Hzの高い音に強いピークがあるため、6000Hzの過大音を少し下げると改善する可能性があります。3)

 
以上のチェックの中で、一つでも「聞こえづらい」「うるさい」といった音があれば、是非お近くの「補聴器のリケン」まで、お気軽にご相談ください。
※難聴の状態と補聴器の性能によっては、解決できない場合もございます。
 
 
【引用文献】
1) 安田康晴,山本弘二,岸誠司,他(2019).救急車サイレン音は自動車運転者に聴こえているか? ―自動車運転時の車内騒音量とサイレン音量との比較― 日臨救急医会,22,51-54.
2) 一般財団法人 家電製品協会(2018).家電製品における操作性向上のための報知音に関するガイドライン 第2版[改訂]b.
3) 落合博明(1996).蝉の声・虫の声 騒音抑制,20,44-45.

投稿日時: 2024年2月1日 09時00分